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2025年05月29日(木)
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モラハラ妻・夫との離婚はどうすればいいの?

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モラハラ妻・夫との離婚はどうすればいいの?

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家庭内で暴力を振るい、相手を自分の支配下に置こうとする行為をDV(ドメスティック・バイオレンス)といいますが、この言葉はすでに世の中に浸透しているでしょう。

一方、「俺が食わせてやってるんだから、俺の言いなりになれ」というように、理不尽かつ横柄な態度で相手を精神的に傷つける行為を「モラル・ハラスメント(=モラハラ)」と呼びます。このような行為は、職場だけでなくカップルや家族・夫婦の間にもあるのです。

多くの場合、結婚など何かの節目をきっかけに急に相手が高圧的になりますが、相手の態度が少し変わっただけだと楽観的に捉えていると、気づかないうちに自分が深く傷ついてしまいます。

ここでは、許されざるモラハラについて全般的に取り上げるとともに、自分を守るための対処法を紹介します。
モラルハラスメント
あなたも受けてるかも?モラハラの特徴
モラハラの被害にはこのようなものがあります。他にも様々なハラスメントがありますので、思い当たる節があればモラハラ被害をまとめたブログなどを読んで、当てはまる点がないか確認してみましょう。

1.上から目線
ちょっとしたミスに対して、相手を軽蔑するような発言を過度に繰り返します。モラハラ妻は休日に家事をした夫に対して、「家の掃除もまともにできないなんて、あなたは何をしてもダメね」というような、屈辱的な言葉をぶつけます。

2.いきなり節約志向に
結婚前はサプライズやプレゼントをしてくれたのに、結婚するといきなり「お前の趣味は金の無駄だ」と言って倹約させます。相手には節約を強制させておきながら、自分は趣味や飲食にお金をつぎ込むこともあります。

3.大人気ない態度を取る
すれ違いざまに「バカが」と捨て台詞を吐いたり、舌打ちをしたりします。また、相手を無視したり、ドアを大きな音をたてて閉めるなど、無言で高圧的な態度を示します。

4.周囲に悪い印象を植え付ける
わざと汚れたシャツを着ていって「うちの妻は全く家事をしないんだ」と主張したり、事実に反して「彼氏はすぐに暴力を振るうの」と周囲に話したりして、相手の悪い噂を流すことで同情を誘います。

5.支配しようとする
相手の行動を制限することもモラハラです。例えば、「俺のおかげでメシが食えてるんだから、そんなに食べるな」と言って十分な食事をさせなかったり、「浮気してるんだろう?」と言って外出を制限され友人や両親とも会えなくさせます。

モラハラをする人の特徴
モラハラの代表的な例を取り上げて参りましたが、これらに共通するのはモラハラ加害者が「あたかも正当であるかのような」言動をとって、相手を支配しようとします。傷が残るような暴力は振るわず、巧みな言葉やあらゆる手段で相手に"全て自分が悪かったのだ"思い込ませます。

このような行動に至る加害者には、どのような背景があるのでしょうか?

モラハラ加害者は多くの場合、周囲の第三者からはハラスメント行為をする人だとは思われていません。モラハラ加害者は、周囲からの目を非常に気にするのです。

ですから、周囲から非難を集めないように家庭内や他人の目の届かないところで嫌がらせを行います。また、計算高く、自分が最もであるように見せるのも得意で、上手に相手を操ります。

もう1つ、モラハラ加害者の共通点としてあげられるのは、自己中心的で自己愛が過剰です。自分が常に1番で居ようとするため、モラハラ夫は「妻が常に笑顔で家庭にいることが当たり前」で、モラハラ妻は「家事を頑張っているので仕事から帰ってきた夫が毎日マッサージするのが当たり前」だと思っているのです。

自分が1番でいるためには手段を選ばず、たとえ夫婦2人での決め事が上手くいかなくても片方の責任を追及します。

もしかしてモラハラでは?と感じたら
もし、身近なパートナーからの嫌がらせが多いなと感じたら、その行動をメモやボイスレコーダーなどで記録しておくようにしましょう。エスカレートした場合、別居や慰謝料請求、離婚という選択肢が出てくるだけではないのです。

モラハラは飴と鞭を巧に使い分けながら行われるため、モラハラだと気付かない間に自分がモラハラ加害者の支配下に置かれてしまうことは少なくありません。メモや録音の情報で友人や専門家に客観的に見てもらいエスカレートを防ぐことができます。

また、しばらくそのような生活に耐える必要があるかもしれませんが、表面上は加害者を上手く扱いながらも絶対に精神的に屈しないように努めましょう。「やっぱり私がだめだったのかも…」と言うことを真に受けたり、「結局あの人には私しかいない」と依存してしまうと、モラハラの地獄から抜け出すことは難しくなります。

モラハラ加害者は、弱みを見せて同情させたり、ときに褒め与えて相手の機嫌をとることで、完全に相手を支配しようとします。注意しましょう。

モラハラ加害者と距離をとる
エスカレートしてしまった場合、加害者と距離を置く必要がでてきます。モラハラは単なる嫌がらせと思うかもしれませんが、じつは自殺に追い込まれる人もいる程深刻なことなのです。

距離をとる必要があるのと同時に、別居するとなると当面の生活費の確保をしなければなりません。しかし、婚姻費用分担請求と慰謝料を請求できれば心配ありません。

請求は、最初メールやLINEといった証拠に残るような形式で話合いを進めますが、これで解決できない場合は離婚調停や裁判に発展する可能性もあります。モラハラを立証するためには、モラハラ被害を証明できるようにしなくてはならないので、証拠を集めておくようにしましょう。

もしモラハラ加害者がいる家庭では、少なからず子どもにも悪い影響が及ぶことを考えると、離婚した際の親権問題などが絡んできます。スムーズに問題を解決できるよう、なるべく早いうちから弁護士へご相談ください。
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